映画「ごくせん」からのメッセージ

2009年08月22日11:10

先日、映画「ごくせん」を見た。
あまりテレビを見ない私だが、
たまたまテレビで見た「ごくせん」に、なぜかはまりこんでしまった。
今回も映画が上映されることを知り、
これは絶対に見に行かないと行けないと思い、見に行ったというわけだ。

別に仲間由紀恵が好きというわけでもないし、
生徒として出てくる若い男性に関しては名前も知らない。
ではどこに惹かれるのか。
それはコメディながらも、彼女が演じる山口久美子こと「やんくみ」の、
ありえないほどの純粋さと一生懸命さに、ひどく惹かれてしまうのだ。

映画を見ながらも、何度も泣いた。
映画を見るといつも泣くので、恥ずかしいから、映画は必ず一人で行く。
そうしないと思いっきり泣けないからだ。
もっとも、思いっきり泣くと言っても、号泣するわけではない。
声を出さずに一人で涙が流れるのを全く気にせずに見ていられるという意味だ。

自分にはあのような純粋さなど全くないし、
第一自分が信じる道にあそこまで一生懸命にはなれない。
そんな自分にはない部分を「やんくみ」は持っているところが、
私を惹きつけてやまないのかもしれない。

でも、その一方で、よし、自分もがんばるぞ!という気になるから不思議だ。
もちろん、「さあ、みんな、夕日に向かって走るぞ!ついてこい!」なんて、
どっ恥ずかしくて口が裂けても言えないが、
一人静かに自分もがんばるぞ、という思いを心の中でつぶやくことはできる。
私にとってはそれで十分なのだ。

それから、「ごくせん」を見ていてもうひとつ感動したのは、
やはり「つながり」や「仲間」の大切さだ。
私はどちらかと言えば、何事も一人でやるタイプだ。
その方が気楽だし、自分がやりたいようにやれるからだ。
しかし一人でやることの限界もよく分かっている。
色々な人とのつながりや協力なくしては決してできないこともたくさんある。

現在、ホリスティック医学協会関西支部のまとめ役をしているが、
毎回行うフォーラムや2年に一度行うシンポジウムでも、
みんなの協力なくしては決して行うことはできない。
特に一昨年のシンポジウムには1500人もの人が集まり、
今年も7~800名くらいの人が来ることが予想される。
それだけの規模のものを企画、運営し、成功させるには多くの仲間の協力なくしては不可能だ。

「ごくせん」を見ながら、あらためて人とのつながりや仲間の大切さを実感できた。
またこの映画では、不良仲間がやられているところに、他の仲間が助けにいくというシーンがある。
彼らは自分らが、もしかしたらやられるかもしれない、という恐怖心を持ちながらも、
仲間のために助けにいくのである。
もちろん映画なので、最後は「やんくみ」も出てきて、
それなりに、事はハッピーエンドで終わるのだが、
でも、仲間を大切にし、自分を犠牲にしてでも「つながり」を大切にしようとする、
その純粋な思いにも感動させられるのだ。

「やんくみ」には、自分にはないリーダーシップがある。
しかも自分のためではなく、あくまでも仲間(生徒)のためだけを思って行動する、
そのような人を大切にする思いと行動力がある。
しかも、そこには飾り気も嫌みもない、とても純粋な思いからの行動である。
そんな、自分にはないものを、この映画の中では、たくさん見ることができた。
そんなところに、自分は感動したのだろう。

これから自分が何をしていけばよいのかということに、少なからず悩んでいる私にとって、
この映画は一つの方向性とヒントをくれた気がする。
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テーマ : わたしの心
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

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