シンポジウムの舞台裏

2015年09月17日17:24

9月13日のホリスティック関西2015シンポジウム
「心の力が医療を変える~白熱!ホリスティック医学教室」を
無事終えることが出来ました。
1,000人もの方に来て頂き、本当に大盛況でした。

今回はシンポジウム全体の準備はもちろんのこと、
自分の講演内容やパネルディスカッションの方向性をどうするかなど、
数日前からあれこれ考えていたせいか、
久しぶりに眠れないという経験をしたくらい緊張感がありました。

また今回は服装にも頭を悩ましていました。
シンポジウムでは毎回スーツを着ていたのですが、
どうしてもネクタイが嫌で、
何とかジャケット姿で参加しようと思っていました。
ところが、ファッションセンスが全くない私にとって
自分でシャツやパンツを選ぶというのは至難の業でした。

最終的には当日、各々を三着ずつ持っていき、
女性スタッフにどの組み合わせが一番良いかを選んでもらい、
それを本番で着たというありさまです。
もっともシャツをスーツケースに入れていたので
しわのおまけまで付いていましたが。

当日、演者の中で最初に会場に到着したのが心屋さんでした。
控室で簡単に挨拶を済ませ、そこで少しおしゃべり。
とても気楽そうに見えましたが、結構緊張していたようです。
というのも、心屋さんは医療のことは全くわからず、
「専門家メンバーの中に放り込まれた、か弱い一匹の羊状態」と言っていました。
どう見ても羊のようにには見えませんでしたが…。

でも、午前中の私、川畑さん、竹林先生の講演を聴いて
とんでもないところに来てしまったとちょっと後悔したようです。
こんなまじめな?話をする人の中で、
ちょっと(だいぶ?)飛んでいる心屋流の話をしてもよいのだろうかと、
結構緊張していたようですが、
「医療のことはさておき、心屋さんの話したいことを話してもらえれば
それでいいですよ」と言ったら、
「それで、少し気が楽になりました」と笑顔になりました。

午後の岸見さんと心屋さんの話も無事終わり、
最後の仕上げであるパネルディスカッションの時間になりました。
5人の話をどうまとめてよいのか、
どのような方向性で話を進めていけばよいのか
皆目検討がつかず、まさに五里霧中の状態でした。
そんな思いを冒頭で「もう、ど~にもならないですね」と言ったたところ、
爆笑が起こり、これで会場の雰囲気が一気に和みました。

あとは日本人インド人化計画とか、レッツ迷惑とか
心屋節とも言うべき言葉がポンポン飛び出し、
全体を盛り上げてくれました。
他の演者も、積極的に発言をしてくれたお陰で
私はずいぶんと助かりました。

心屋さんに、私は原因追及するのが嫌いですという話を振ると、
彼はあまり詳しく過去のことを聴くのではなく
何の脈絡もなく、突然「お母さん大嫌いって言ってみて」と言うとのことでした。

一般的には、どう考えても無謀としか言いようがないアプローチですが、
心屋さんに信頼感を持っている人にとっては
この心屋セラピーが十分に成り立ってしまうんでしょうね。
もっとも結果がよければ全てよしの世界ですから、
どんな方法であれ、それで悩みが解決されるのであれば、
それはそれでOKです。

また川畑さんが、心屋さんのやり方は
患者さんを依存させてしまうようなことにならないのかと
質問していましたが、
心屋さんは、そもそも依存が良いとか悪いとか、
そういうこだわりそのものがないと言っていました。

すると川畑さんは私に「先生はどうなんですか」と振ってきたので
私は信頼関係を作るために依存心を上手に使い、
関係性をよくした上で、最終的には
患者さん自らの力で問題を解決したという思いになってもらえるような
かかわり方をするといった内容のことを、ちょっと熱く語ったところ、
なぜか会場から拍手がわき起こりました。
ちょっと嬉しかったです。

最後は、私が皆さんにちょっと意地悪な質問をしました。
第三者へのカウンセリングはできても、
家族に対してはなかなか難しいという現実がありますが、
その点をどうしているのかを皆さんに聞いてみました。
みんなそれなりのことを言っていたのですが、
最後に「私生活では皆さん困っているということですね」と、
まとめたら、これも大いに受けました。

兎にも角にも、全く方向性が見えなかったパネルディスカッションでしたが、
それぞれの演者の持ち味をそれなりに引きだしつつ、笑いもとれたし、
また、こんな楽しいパネルディスカッションは初めてですという感想も頂き、
結果としてはよかったのではないかと勝手に満足しています。

そんなこんなで、無事シンポジウムは終わり
その後はスタッフが全員集合し、
近くの居酒屋で打ち上げを行いました。

いつものことですが、私は泥酔、
まだら状に記憶はあるものの
それ以外はほとんど覚えていません。
どうもみんなに引きすられるようにして
ホテルに連れて行かれ、部屋に放り込まれたようなのですが、
あまりはっきりしたことはわかりません。

こうして今年最大のイベントがようやく終わりました。
1,000人もの人が集まってくれて、
それなりの内容のシンポジウムができたこと、
そしてそれを無事終えることができたことに
今、この上ない満足感と解放感があります。

これも来て下さった方々、応援して下さった方々
かげで支えてくれたスタッフの皆さんのお陰だと
心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

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プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

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