DaiGoのライブショーを見て思ったこと

2013年03月25日17:00

先日、京都で開催されたDaiGoのライブショーを見てきました。
導入のパフォーマンスはフォーク曲げ、
そのあと、子ども1人と男性1人を含む計8人のお客さんを舞台に上げ、
様々なパフォーマンスを繰り広げてくれました。

先ずは赤、青、黄のカラーボールを取り出し、
どれでも好きなものを選ぶというもの。
最初の4人は各々がひとつずつ選び、それを当てるというものでしたが、
これは4人とも難なく当てました、と言うか、
彼の意図通りのボールを選ばせることに成功しましたと言うべきでしょう。

次に3人の女性が各々同時に、ひとつずつボールを選ぶというもの。
各々が選んだあと、二人の女性はお互いにボールを交換していたので、
実際には自分が選んだものではないボールを手にしていたことになりますが、
これもなぜか、三人とも当たっていました。
彼女らが交換することをDaiGoが予想していたとは思えないので、
これはたまたま当たってしまったということでしょうか?
最後は男性一人が、三つのボールを
両手にひとつずつと、顎の下にひとつをははさむという状態で持ち、
それらすべてを当てるというものでしたが、これもパーフェクトでした。

また、5色のマジックペンで5人の人が各々異なる絵を描き、
他の3人が、そのうちのどれか好きな絵を選択し、
それを当てるというのもやってくれましたが、
これも見事に全部当たりました。
最後の女性は、5種類の絵のうち2種類を選ぶように言われたのですが、
その二種類は、同じ絵でも異なる絵でも構わないという説明を受けました。
結局、同じ海の絵を選んだのですが、これも完璧に当てました。
その人とのやり取りの中で、同じ海の絵を選ぶように誘導していたのでしょうが、
傍から見ている限り、普通の会話をしているようにしか見えませんでした。

最後のパフォーマンスは、一人の女性にある思い出の日を思い浮かべてもらい
それが何月何日なのかを言い当てるというものでした。
これは彼が1年がかりで作り上げたものだそうですが、
最後にどうして言い当てられるのか、その種明かしをしてくれました。

相手に、ある数字を思い浮かべてもらい、
DaiGoがその人の正面に立ち、相手の目の高さのところに右手を差し出します。
その際、人差し指で左方向を指し示すような格好で構え、
相手には、差し出された人差し指をずっと見ているようにと指示します。
その状態からDaiGoは「1,2,3…」と数字を口に出して順に言っていくのですが、
その時、階段を一段ずつ上がるように、人差し指を少しずつ上に上げていきます。
すると、イメージしている数字のところにくると
人差し指を見ていた相手の目の動きが一瞬止まるというのです。
そのため、この人はどの数字をイメージしているかがわかるのだそうです。

む~ん、原理はわかっても、
その微妙な違いや変化を見逃さない観察力には敬服せざるをえません。
なかなかすごいパフォーマンスだと、すっかり感心させられてしまいました。

終わりにDaiGoは、今後の方向性について話しをしていました。
彼が目指しているのは、このようなパフォーマンスを見せて
みんなを驚かせたり喜ばせたりすることではなく、
メンタリズムの視点や考え方というのを利用すれば、
ビジネスやコミュニケーションにも大いに役立つということを
たくさんの人に知ってもらうことだそうです。

DaiGoは「ソロモン流」というテレビ番組でも触れていましたが、
彼は小さい頃、やんちゃでいじめられっ子で、
母にはずいぶんと心配をかけたそうですが、
その母親が昨年乳がんで亡くなりました。
それまでは自分がやりたいことがやれたらいいと思っていたのですが、
身を削って自分を育ててくれた母に報いるために、何が何でも
自分は成功しなくてはいけないという思いになったというのです。

彼の根底には、そんな思いがあったのかと
あらためて彼の強さの秘密を垣間見た気がしました。
何事でも好きとか楽しいとか思えることをするというのは
とても重要なことなのですが、
それは心底からわき上がってくる使命感のようなものとは異なります。
何かに突き動かされるような強い思いというのは、
スピリチュアリティともつながるものであり、
それは様々な人に大きな影響を与えるような
とてつもなく大きなエネルギーなのです。

振り返ってみると、私もそんな思いを持っていました…
いや、今も持っています…少々エネルギーは少なくなってきていますが。
私の場合、もともと今の医療を変えたいという強い思いがあり、
その思いが医者になることを決意させ、ホリスティック医学との出会いを生み、
そして心療内科の道を歩ませたのでした。

その後、紆余曲折を経て現在に至っているのですが、
根底にある思いは今でも変わっていません。
ただ、以前のように大風呂敷を広げるようなことはしなくなり、
もっと現実的で実際的な視点から、
医療のあり方を変えたいと考えるようになりました。

機械の修理のごとく、薬や手術で病気を治すという
要素還元主義の上に構築された現代医学の中に、
自己治癒力や気づき、心身一如、つながり、全体、バランスといった
人間本来の力や可能性を大切にした考え方を
少しでも取り入れたいという思いが私の中にはあり、
それを現実化するためのキーワードが
今様々なところで言い続けている「心の治癒力」なのです。

今は、一人でも多くの医療従事者やセラピストの人たちに
この「心の治癒力」を引きだすための
コミュニケーションスキルやその考え方、
様々なかかわり方について学んでもらいたいと思っています。
DaiGoの生き方、考え方に接することで、ちょっと刺激を受けたので、
私ももう少しがんばってみようという思いになってきました。
「心の治癒力」を引きだす医療の実践を目指し、
これからも私なりに一歩一歩進んでいきたいと思います。
スポンサーサイト

テーマ : ♪人生・生き方♪
ジャンル : ライフ


プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード