美容院初体験奮闘記

2012年02月23日20:12

先日、生まれて初めて美容院に行ってきました!
いや~講演をするときよりもずっと緊張しました。
未だかつて一度も美容院などには行ったことのない私が、
どうして美容院に行くことになったのか…
そこには涙なくしては語れない??物語があったのです。

私は髪の毛を切るのは、昔から理髪店と決まっていました。
彦根に引っ越しをしてからも、家の近くにあったお気に入りの理髪店に
ずっと通っていました。

ところがある日、いつものようにそろそろ髪を切ろうと
そのお店を訪れると「しばらく休業します」という張り紙がしてあり、
その後、そのお店はなくなってしまいました。
あとから知ったのですが、その理容師さんは事故に遭い足を骨折し、
それで長い間、入院していたとのことでした。

行きつけの理髪店が突然なくなると、本当に困るものです。
そろそろ髪を切らないといけないと思っていたのですが、
どこに行ってよいかわからず、あれこれ迷ったあげく
とりあえず家の近くにあった理髪店に行ってみました。
ところがここは大はずれ!、変な髪型になり、
ひげを剃った跡からは、数カ所の出血!
それにもかかわらず知らんぷりをされるありさま。
そこには、もう二度と行くことはありませんでした。

そうこうしているうちに、以前髪を切ってもらっていた
理容師さんがやっているお店を偶然発見!
再びそこに通うことになりました。
ところが数年の後、再び突然の店じまい!
いつものように髪を切りに行くと、お店が普通の民家になっていました。
ショックでした。その後、その理容師さんがどうなったのかはわかりませんが、
多分、事故の後遺症で大変なのかもしれないなあと推察しています。

それから再び、どうしたらよいのかと路頭に迷っていたのですが、
たまたま四条を歩いていると、1,000円でカットしてくれるお店を発見、
勢いに任せて、思い切って入ってみました。
そこは60代くらいの女性がやっているお店でしたが、
安い割にはとても上手で、すっかり気に入ってしまいました。
彦根から四条までは少々遠いのですが、
何かのついでであれば大丈夫だと思い、しばらくここに通おうと決めました。

そろそろ髪も伸びてきて、再びそのお店に行こうと思い
四条通りを歩き探したのですが、ないのです!お店が!
二往復して探しましたが、結局ありませんでした。
多分ここだったのだろうというお店があったのですが、
そこはカット2,000円等々の看板が出ている美容院になっていました。

もしかしたら、同じ人がやっているのかもしれないと思い、
二階に上がり、中をのぞいてみたのですが、
髪の手入れをしてもらっている中年女性のお客さんが見えた瞬間、
こんなところ、恥ずかしくて入れないと思い、
逃げるようにそのお店をあとにしました。

結局その日も髪を切ることができず、仕方なく家路につきました。
でもその頃からか、これを機に、一度美容院にでも行ってイメチェンをするのも、
人生における未知の世界への新たなる挑戦であり、
よいかもしれないなと思うようになってきました。
(大げさと言うかもしれませんが、私にとっては大冒険なのです!)

しかし、そうは言ってもいきなり美容院に行くのは、やはり抵抗があります。
時々美容院を見かけると、さりげなく中をのぞいてみたり、
お店の前を、横目で見ながら二度三度行ったり来たりするのですが、
お店の中で若い女性がたくさんいる光景を見ると、
五十を過ぎた白髪混じりのおじさんには、
やはりひどく場違いな気がして、とても中に入る勇気が出ませんでした。

髪はどんどんと伸びて、ますますうっとうしくなってくるし、
だからと言って美容院に行くのはやはり抵抗があるし、
そんなこんなで、すっかり八方ふさがりの状態になってしまいました。
と、そんなときに、ふと、思いついたのです。
「そうだ、今度の2月11日に開催するコミュニケーションセミナーの時に
誰かに美容院を紹介してもらったらいいかもしれないなあ」と。

そしてセミナー当日になりましたが、
セミナー中は美容院のことなどすっかり忘れていました。
終了後、希望者9人で飲みに行くことになったのですが、
その中に坂本亜矢子さんという、私のセミナーの常連さんが入っていました。
彼女はいつも素敵な髪型(スタイルも服装もとても素敵な美人です)をしており、
それを毎回、目にしていた私は、彼女に頼んだら、
きっとよい店を紹介してもらえるだろうといったことを漠然と思っていました。

しかし美容院に行きたいなどとは、
やはり恥ずかしくて言うことができませんでした。
ところがそれから5日後に坂本さんから一通のメールが届いたのです。
「ご連絡遅くなりましたが、美容院のことおっしゃられていたと思うのですが…」
ゲゲッ!美容院の話しをしているではないですか!!
彼女に話しかけていたのは覚えていましたが、美容院のことまで話していたのは
すっかり忘れていました、と言うか、メールを見て思い出しました。

そうだ、あの日はお酒の勢いを借りて、
美容院を紹介してほしいなどということを口走っていたのです。
まあ、素面ではとても言えるようなことではなかったので、
このような形でも、言えたということは私にとってよかったと思います。

その日のことは、あたかもしっかりと覚えていたかのごとく
彼女には普通にメールでお返事をさせて頂きました。
そしてついに先日、彼女の行きつけの美容院に行くことになったのです。

一人でお店に入るなんて、とてもできないと思っていたので、
とりあえず彼女にお願いして、お店まで一緒に行ってもらうことにしました。
午後からの予約でしたので、ここは緊張感を取るためにと
昼ご飯を食べながら生ビールを2杯飲み、
気持ちを整えて、いざ出陣!!

四条駅で待ち合わせをし、そこから歩いて10分くらいのところでした。
とにかく、生まれて初めての経験であり、
どんな髪型がよいかなどと聞かれても困るので、
すべて店長さんにお任せしたいとの旨を彼女に伝え、
そのことをお店の人に言ってもらうことにしました。
美容院に行くと、髪型が鉄腕アトムやガクトみたいなるのではないかとか、
全部紫になってしまったらどうしようとか、色々妄想が渦巻いていましたが、
「ちゃんと言っておきますから大丈夫」と言われ、ちょっと安心しました。

彼女に誘導されながら、いよいよ美容院に入ることになりました。
前人(自?)未踏の美容院に、ついに足を踏み入れたという緊張感と
こんなところに来るのは、やはり場違いな気がするという気恥ずかしさと、
自分がどのような髪型になるのかという不安感や期待感とが入り交じった、
何とも言えない複雑な気持ちで、名前が呼ばれるのを待っていました。

そしていよいよ、私の順番が来ました!
もう逃げようがありませんので、意を決してカット台に上がりました。
店長さんは男性でしたが、坂本さんからの事前情報の通り
ちょっぴり遠慮がちで、言葉数もあまり多くない人でした。
私も普段は無口な方なので、こういう人の方が私には合います。

簡単な説明を受けたあと、最初にシャンプーをしますと言われました。
そうか、カットしてからシャンプーではなく、最初にシャンプーをするのかと
理髪店との違いにちょっと新鮮みを覚えました。

まず女性スタッフに連れられシャンプー台のあるところまで歩き、
その椅子に座るように言われたのですが、
その際なぜか「靴はこのままでいいんですか?」と、
バカなことを聞いてしまいました。
一瞬、料亭の座敷に通されたような錯覚におちいったのかもしれませんが、
今思い返すと、自分でもちょっぴり笑えます。

シャンプーを無事終わり、もとのカット台にもどり、いよいよカット開始です。
その前に髪の毛がつかないように、
首から下を覆うように覆いを掛けてくれるのですが、
なんとこれには腕を通すところがついているではないですか!
理髪店では単なる覆いでしたので、これもカルチャーショックでした。
カット時には眼鏡を外すので、自分の髪型がどうなるのかわかりませんでしたが、
途中で見るのが怖かったので、その方が安心でした。

一通り終わりかけた頃、怖いもの見たさでちょっとだけ薄目を開けてしまいました。
すると、よく見えないので定かではないのですが、
なんか、前髪が坊っちゃん刈りのように、そろっているように見えたのです。
任せたんだからこれでいいと自分に言い聞かせながら、
すぐさま目をつむり、そのままじっとしていました。

再びシャンプーをして最後の仕上げをしてもらいました。
預けてあった眼鏡を掛け、不安と緊張と期待でドキドキしながら
生まれて初めて美容院で切った自分の髪を鏡で見ました。
すると、これがとてもナチュラルな感じで、思いのほかよい仕上がりだったのです!
七三で分ける髪型以外の形が全く想像できなかったので、
こんなに変わった雰囲気になるものかと、自分でもびっくりしました。

興味津々で迎えに来てくれていた坂本さんも、
「似合っている!さすが店長さん!」と驚きの声を上げていたので、
ちょっとうれしくなって、帰りの地下鉄に乗る前にトイレに入って、
見事な変貌を遂げた髪型をしばらく鏡で眺めていました。

家に帰ると、嫁さんは「髪の毛切ったんだ」とそれだけだったので、
「似合ってる?」と聞くと「まあね」で会話は終了。
まあ、家族はこんなもんでしょう。

それにしても、今日は本当に緊張感のある一日でした。
でもお陰様で美容院初体験ができましたし、できばえもよかったので、
ちょっと世界が変わった感じです。

何事もそうですが、やってみないとわからないものです。
やったらやったで、そこには思いがけない発見があったりします。
チャレンジしてみることの大切さをあらためて実感しました。

坂本さんの助けをずいぶんと借りましたが、
何はともあれ、無事美容院に行くことができました。
これで少し自分が変わったような気がします。
このような体験が大切なんですよね。

坂本さん、この度は本当にお世話になりありがとうございました。
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ジャンル : ブログ


プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

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