ハングルとの出会い

2010年07月28日19:57

今、毎日のようにハングル(韓国語、朝鮮語)を勉強している。
始めたのは一昨年の10月からだから、もうかれこれ2年近くになる。
勉強し始めて半年後にはハングル能力検定試験の5級と4級に合格した。
しかしそれから1年以上が経ったが、未だ3級は受けられるレベルにはない。

そんな私だが、実はそれまではハングルなど全く興味がなかったし、
冬ソナが大流行し、ヨン様ブームが日本を席巻しているときも
私にとっては、どうでもよいことだった。
もちろんドラマを見たこともなかったし、見る気もなかった。

それが今やハングルにはまり、
是非しゃべれるようになりたいと日々?勉強している。
人とは、全くもって不思議なものだ。
では、なぜこんなにもハングルに興味を持ったのか。
きっかけは全くの偶然であった…

2年前に私は扁桃腺の手術をした。
それまでの30年間は、全くのほったらかしだった。
最初の頃は扁桃腺炎だったが次第に扁桃周囲炎になり、
最後の方は扁桃周囲膿瘍になっていった。

頻度も、以前は数年に一度くらいだったのが、
この5年間は毎年のように扁桃腺を腫らすようになっていた。
基本的に薬を飲まない私は、
扁桃腺が勝手に破れ、膿が出るまで待っていた。
破れさえすれば、あとは急速に治癒へ向かう。
そんなことの繰り返しだった。

それが段々と頻度も多くなり、ちょっと痛む程度の小発作は毎月のように起こり、
多大な苦痛を伴う大発作も年に2回起きるようになった。
このときは当然、しゃべるのもままならず、仕事にも差し障る。
たまたま講演の日だったりすると、もう最悪だ。

これから先、さらに頻度が増えることが予想されたので、
これはもう限界だと思い、2年前の4月についに手術をした。
ここまではハングルとは全く関係ないが、話はこれからだ。

手術の次の日には、もうやることがないので暇で仕方がない。
そこで昼食後、パチンコ屋さんに行くことにした。
たまたま座った台が「春のワルツ」だった。

冬ソナをご存じの方はわかると思うが、
ユン・ソクホ監督が手がけた四季シリーズの最終章が春のワルツだ。
冬ソナは、このシリーズの第2作目に当たる作品だ。
しかし、そのときは全くそんなことは知らなかった。
本当にたまたま、そのパチンコ台に座っただけだった。
そしてそこから奇跡が起こるのだ。
なんとその日は14連チャンだった。

これに味を占め、次の日も昼食後に病院を抜け出し、
再び「春のワルツ」を打ち始めた。
そしてまた奇跡が起きた。
この日はなんと18連チャンだった。

パチンコをしない人にはわからないかもしれないが、
大当たりすると玉が2500発くらい出てくる。
その間にドラマの第1話のダイジェスト版が見られる仕組みになっている。
つまり18連チャンということは第18話まで見られたということだ。
せっかくここまで来たのだから、最終話の第20話まで見たかったが、
そのあとはどうしても大当たりすることなく、仕方なくここであきらめた。
でも15箱くらいで約6万円の儲けである。気分は最高によかった。

結局、扁桃腺で入院している間にパチンコをしたのはその二日間だけだった。
入院4日目にはすでに退院し、家に戻ったからだ。
「春のワルツ」の結末がどうなるのかが少しは気になっていた。
しかしそのためだけにパチンコをするという気はなかったし、
ましてや20連チャンする確率は極めて低いこともわかっていた。
まあ、たかがドラマひとつに、そう執着する必要もないなあ、と思い
そのまま忘れかけていた。

その後、家の近所のパチンコ屋さんに行ったとき、ふとあるものが目に入った。
なんと、パチンコの景品として「春のワルツ」のDVD全7巻が置いてあったのだ。
これを見ればドラマの最終章まで見られるんだな、とは思ったが、
そうかと言って、これを買ってまで見ようとも思わなかった。
まあ、大当たりして、そのときにまだこの景品があったら
交換してもいいかな、くらいの程度だった。

それからも何回かそこのパチンコ屋さんに行った。
そのたびに、あ、まだある、と、思っていたが、
何が何でも欲しいというわけでもなかった。
事実、お店を出たらDVDのことなどすっかり忘れていた。

ところがある時、大当たりした。1万数千発くらい出た。
その時まだ、そのDVDがあったので、よし、今日、交換しちゃえ!
そう思い、とりあえず「春のワルツ」のDVD全7巻を手に入れた。
次の日から早朝病院へ行き、仕事前に1話ずつ見るのが日課になった。
何話か見るうちに、もうすっかりはまってしまったのだ!!!

もう、無我夢中で見ていた。続きが見たくて出張先にも持って行った。
結局、このDVDは3回見た。
さらに日本版ではカットされている場面もあることを知り、
インターネットで韓国語版「春のワルツ」も購入した。
本や写真集、小説などの関連グッズもすべて買った。
久しぶりにはまった、という感じである。

そうなってくると、今度はドラマを字幕なしで見たくなった。
当然、そのためにはハングルを勉強しなくてはならない。
がぜん、やる気が出てきた!よーし、ハングルを勉強してやる!!
早速、本屋で一番簡単そうな超入門の韓国語会話の本を買った。
それを何度も読み、何度もCDを聴いた。
以来、ハングルの勉強は今も続いている…というわけだ。

本当にちょっとした「きっかけ」により、
こんなにも人は変わるものなのだということを、体験を持って知った。
もし、扁桃腺の手術をしていなかったら
もし、パチンコに行っていなかったら(これはないかも…)
もし、「春のワルツ」の台に座っていなかったら
もし、パチンコで大当たりしていなかったら
もし、春のワルツのDVDを景品に置いていなかったら
もし、その後DVD全7巻が取れるほどの大当たりをしていなかったら
…そんなことを考えていると、ハングルを学ぶ「きっかけ」を持てたというのは、
まさに奇跡に近いような気がしてきた。
こんなにも偶然が積み重なるわけないのだから…

でも、あれこれ考えながら、ふと思った。
もしかして、これって、偶然ではなく、必然のことなのだろうか…と。
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プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

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