異業種交流会

2017年01月23日05:59

意識的に異業種交流会に参加するつもりはなかったのですが、
今年に入ってから、なぜか参加した会が
異業種交流会とも言うべき集まりだったというのが2回ありました。

最初は1月13日でした。
この日は朝日カルチャーセンター新宿教室で
茂木健一郎さんの講座が開催されていたのでこれに参加しました。

実は、今年の9月24日(日)に京都のロームシアターで
ホリスティック医学協会30周年記念シンポジウムを開催するのですが、
そのときの演者の一人が茂木さんに決まったので、
そのお礼の意味もかねてお伺いしました。

ただメインの目的は講座修了後の飲み会でした。
実は、昨年12月にこの飲み会に初めて参加させてもらったのですが、
雰囲気のよさに一発で魅了されてしまいました。

12月のときはラーメン屋さん、今回は鶏屋さんと、
どこにでもあるごく普通のお店なのですが、
飲み会に来る常連さんが毎回十数人ほどおり、
そのメンバーが何とも面白く、
まさに異業種交流会なのです。

例えば初めて行ったときは、
Jリーガーの夢破れ、今年から吉本に就職した人や
アエラの編集者、ニコンの主任技師、芸大卒の芸術家と
様々な職種の方々が集まっており、
普段聴けない話しが聴けてとても刺激的でした。

また今回の飲み会では、私の両隣に座った人が
たまたま出版者の編集関係の方で、
おまけに対面の席にはソフトバンク関連の出版者の人と、
出版関係者に取り囲まれた環境でした。

さらに美人の高校教師もおり、その方とも色々話をさせて頂きました。
彼女は私に、生徒の指導の仕方について質問してきたので、
あれこれ話をしつつ、いつものコミュニケーションテクニックを使って、
その先生の魅力を私なりに引きだしたところ、
「こういうふうにして人をその気にさせるんですね」と
ちょっと嬉しそうでした。

日は変わり、今度は1月17日に
滋賀キリンビール会にゲスト参加させてもらいました。
実は、この会の会長が私の患者さんということもあり、
私が酒好きだと知って誘ってくれました。

今回は総勢70名ほどの人が集まっていましたが、
仕事も本当に多種多様でした。
キリンビール工場関係の人はもちろんのこと、
それ以外にも様々な会社や企業の方々、
市役所や警察署の方、びわこ放送の方や学校の先生等々、
本当に色々な方々来られていました。

さらにスナックのママさんも何人か来られており、
会長さんに誘われるまま、二次会と三次会には
そのスナックにもお邪魔させていただきました。
スナックに行くなんて、本当に十数年ぶりではないでしょうか。
(昨年、知らない間にキャバクラに連れて行かれたことはありましたが)

病院関係の宴会や飲み会は医者やナースが中心ですが、
どうしても医療関係の話になってしまうことが多く、
あまり新鮮みがありません。

それに比べ、今回の飲み会は
医療関係者は誰もおらず、とても刺激的でした。
やっぱり、異なる分野の方々と話をする方が、
知らないことを色々知れるし、視野も広がるし、
思わぬアイデアもひらめくし、
つながりもできるのですごくいいですよね。

これからも機会があれば、このような異業種交流会に
積極的に参加したいと思っています。
仲間と飲むのもそれなりに楽しいのですが、
全く異なる仕事をしている人たちと飲むのは
また違った意味で面白いし,刺激的です。

皆さんも、視野を広げるための異業種の方々と交流してみませんか。


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面白ナース迷言集

2016年10月21日17:33

以前、一緒に病棟で働いていたナースと久しぶりに飲んだのですが、
彼女の言うことがとにかく面白いのです。
何が面白いかというと、地理や歴史の知識がほとんどないため、
多少なりともそのような話しになると
ちんぷんかんぷんなことを言い始めるのです。

「仙台は北海道でしょ」
「広島は四国でしょ」
「ミャンマーって中国だっけ、あ、インドか」
「メキシコ?あ~色の黒い人がいるところね」

この辺りはまだよいのですが、
東西南北がどちらなのかを知らなかったときには
さすがに驚きました。

「ところで、北ってどっちの方角かかわかる?」
「北?ん~~下?」
「だって、北は暗いイメージだもん」

とにかくおもしろさ爆裂です。

そう言えば以前はこんなこともありました。
病棟で他のナースと話をしていたのですが、
そのナースは本州と九州が地続きだと思っていたと言うのです。
これはこれで常識のなさなに驚いたのですが、
そこにたまたま来た彼女に私が言いました。

「Aさんは、本州と九州が地続きだと思っていたんだって、どう思う?」
するの彼女は
「え?本州ってなに?」

とにかく地理の知識は皆無ですね。
先日の飲み会でも東西南北の話がでたのですが、
彼女は一生懸命言っていました。

「私だってわかりますよ、(東の方を指さして)こっちがトーセーでしょ」
南東や北東ならまだしも、東西(トーセー)ってどっち??
おまけに読み方も間違ってるし!
まあ、こんな具合です。

歴史の話は言うに及ばずですが、
でも一応聞いてみました。
「吉田松陰って知っている?」
「あ~書道家の人でしょ!」
これ以上、歴史の話をするのはやめました。

彼女に言わせると、そんなこと知らなくても
看護師としてやっていくのに全く困らないというのです。
確かに地理や歴史の知識がなくても生きてはいけますけど…

私も話をしていて楽しめるからいいんですけど、
でも、せめて地球が太陽の周りを回っているということくらいは
知っておいてほしかったです。


星を見に行ってきました!

2016年03月18日07:25

日本一星がきれいに見えると言われる
長野県の阿智村に行ってきました。

以前から阿智村のことは知っていたのですが、
自宅がある彦根からはすごく遠いところだと思っていました。
ところが調べてみると、何と車で2時間程で行けることがわかり、
いきなりテンションが上がりました。

あれこれ見てみると昼神温泉星空バスツアーなるものも、
3月31日まであることもわかりました。
いても立ってもいられなくなり、
行けそうな日を調べてみたところ、
3月15日の午後に出発し、
昼神温泉で一泊し、次の日の朝に出てくれば
仕事にもさほど差し支えることなく行けることがわかりました。

一人で行くのもなんなので
妻に「星を見に行かない?」と誘ったところ、笑われてしまいました。
私はムッとしたので、「なんで笑うん?」とたずねたところ、
星なんてわからないとか、タイヤは替えたのかとか、
車が変な音がすると言っていたけど大丈夫なのかとか、
訳のわからないことをあれこれ並べ立てていました。

結局、行くのか行かないのかはっきりしないまま、その日は終了、
宿の手配やツアーの予約の関係もあるので、
「行くんだったら14日の午前中までに連絡頂戴!」と言って、
私は寝ました。

すると14日の朝に電話があり、
「行かせて頂きます」と敬語の返事があったので、一緒に行くことにしました。
しばらく「も~」と牛が鳴いていました。

当日は仕事を14時頃には切り上げ、
14時過ぎに車で自宅を出発、
すると16時過ぎには昼神温泉に着きました。

18時からの夕食にはまだ時間があったので、
近くを1時間くらい散歩し、
その後、温泉に浸かり夕食を食べました。

安めの宿だったせいか料理はイマイチ。
でも、酒が飲めたらいいかと思い、
漬け物でも塩からでも、あてになるものを注文しようとしたのですが、
調理人がすでに帰ってしまったので出せないとのことでした。
まだ客が食べているのに帰るんか!と言いたくなりましたが、
ここは我慢しました。
でもショックです。もうここには泊まりません!!

そしていよいよ20時から星空バスツアーの始まりです。
ちょっとワクワク。
20名程度のお客さんとともに、バスで15分ほど走ると目的地に到着、
そこでガイドさんの解説を聞きながら星空をながめていました。

とてもきれいに見えたのですが、
この日は半月(上弦の月)が明るく輝いており、
ちょっと星が見づらかったのが残念でした。
それでも、ガイドさんが持ってきてくれていた望遠鏡で
初めて木星とその衛星を見ることができ、ちょっと感動でした!

解説はオリオン座やおおいぬ座、かに座、しし座といった、
初心者向けの星座の説明ばかりであまり面白くありませんでしたが、
妻にとっては、ちょうどよかったかもしれません。

22時にはホテルに戻り、明日にそなえ私はすぐに眠りました。
この時期は朝方に、さそり座をはじめとする夏の星座が見えます。
それを見るのも楽しみだったので、次の日は朝(夜中?)3時半に起きました。

まずはゆっくりと温泉に入り、その後は露天風呂に浸かりながら
満天の星空を楽しもうと思っていたのですが、
行ってみると風呂場の灯りと湯気のせいで星はあまり見えず、
これはちょっと期待はずれでした。

4時過ぎには宿を出発、車を走らせ
先日バスツアーで行った「ヘブンス園原」へ向かったのですが、
いつまで走ってもそれらしきところが見つかりませんでした。

途中でこれは道を間違えたと気づいたのですが、
周囲は真っ暗だったので、このへんでもいいかと思い、
とりあえず適当なところで車を止め、空を見上げてみました。

すると、どうでしょう、
あまたの星が煌々と輝いているではないですか!
月明かりも照明もなく、怖いくらいの暗闇の中で
光っているのは、ただ星だけという状態でした。
まるで空一面に宝石を散りばめたようなきらびやかさで、
こんなに明るく輝く星空を見たのは石垣島以来でした。

ただこれもちょっと残念だったことに、
すぐ横が山だったので、全体を見渡せる状況ではなく
天上にある一部の星しか見られませんでした。
せっかくの星空だったのに、小さな穴から空を覗いているような
なんか窮屈な感じでした。

紛れ込んでしまった道端での星座観測はそれくらいし、
来た道を戻り、ナビに従い再度「ヘブンス園原」へ向かいました。
しばらく走ると今度は、無事目的地に到着、
広々とした駐車場の真ん中に車を止め、
ついに見えると期待に胸を膨らませながら天を見上げました。

ところが、なぜか、つい先程見た、あの華やかさがないのです。
星もそれ程明るくなく、数もまばらな印象でした。
ふと東の空を見ると、薄ぼんやりと色が変わり始めているではないですか!

これまたショックでした。
今度こそは広大な夜空に輝く星のきらめきを思う存分味わおうと思ったのに
またもや光に邪魔されてしまいました。

そんなわけで夜は月明かりに、朝は日の出前の薄らあかりに邪魔をされ、
ちょっと不満の残る星空ツアーになってしまいました。
でも、気軽に来られる場所なので、近々再挑戦しようと思っています。
今度は、夜空を豪快に横切る天の川を見に行きたいです!
考えただけでワクワクします。今から楽しみです!

それからもうひとつ、
今度行くときは、牛を鳴かさないようにしてもらいたいものです。


太田裕美のコンサート

2013年09月03日16:27

先日、太田裕美のコンサートに行ってきました。
たまたま駅に貼ってあったコンサートのポスターを見て
あっ、太田裕美だ、懐かしいな‥と思いつつも、その時はそれだけでした。
でも再び、そのポスターを見ると、なんか行きたい気分になり
行けるかどうか予定を見てみると、
9月1日はすでに他の予定が入っていてダメでした。
まあ、いいかと思っていると、急きょ、その予定がキャンセルになりました。

そうであれば行けるなと思い、チケットを買うことにしました。
でも一人で行くのは面白くないし、
かと行って一緒に行ってくれそうな友人もいないし、
どうしようかと思い悩んだあげく、嫁さんに声をかけることにしました。
「太田裕美のコンサート行かない?」
「太田裕美?、知ってはいるけど‥」で、会話は終了。
夫婦の会話はこんなもんでしょう。

確約が取れないまま、行ってくれるだろうという憶測のもと、
チケットを2枚購入しました。
太田裕美のコンサートなんて、
そんなに人は来ないだろうという予想をしていたのですが、
チケットの座席番号を見ると、なんと26列目でした。
そんなに人が来るのかとちょっとびっくりでした。

前日に嫁さんに再確認すると、
明日は何も予定は入っていないとのことで、
しぶしぶ?行ってくれることになりました。
コンサートは午後2時30分からだったので午前中は空いていました。
それならばと思い「午前中は映画でも見ようか」と言うと、
「何の映画?」とたずねられてしまいました、当たり前ですが‥。
しかし、歴史関連のものが嫌いな嫁さんに
「タイムスクープハンター 安土城最後の一日」だと知られたら、
断られそうだったので、何の映画を見るかは当日まで秘密にして
当日映画館に到着してから、この映画を見ると言ったら、
「やっぱりこれか、なんかそんな気がしてた!」と、
失望感がありありと感じられる口調の返事が返ってきました。

本当は一人で見てもよかったのですが、
夫婦50割引というのがあり、
どちらか一方が50歳以上なら一人1,000円で見られるので、
それだったら一緒に行こうと思い、誘ったというところもあったのですが、
毎月1日は「映画の日」とやらで、一律1,000円だったのです!
なんか損したのか得したのかよくわからない複雑な気持ちでした。

映画を見終わったあとの感想を聞いてみると、
「寝なかった」で終わり。
まあ、寝なかっただけで十分です。よかった、よかった。

お昼には会場である近江八幡市文化会館に到着。
昼食を食べようと、以前に行ったことがある串カツ屋さんに行ったら休みでした。
せっかく串カツを食べながらビールを楽しもうとしたのにショック!
やむを得ず、近くのお店に入り、あまり好きでないハンバーグを食べました。
もちろん生ビールも。2杯飲んだのですが、あまり冷えておらず今ひとつ。
昼だからと言って、こういうところで手を抜いてはいけませんよね。

さて、いよいよコンサート本番です。
今回は太田裕美と京都フィルハーモニー室内合奏団の共演でした。
最初に草競馬、アランフェス協奏曲、別れの曲などを京フィルが演奏、
その後に、満を持して太田裕美が登場してきました。

昔と変わらぬ澄み切った声で
大好きな「雨だれ」や「赤いハイヒール」「九月の雨」などを歌い上げ、
最後は「木綿のハンカチーフ」で締めくくりました。
かわいらしい雰囲気も昔のままでした。
年齢は私よりも上のはずですが、とても若く見えました。
終わった後、逃げるようにして舞台袖に小走りで入っていく姿も
何とも愛らしい感じがしました。

席は後ろの方かと思っていましたが、
最前列が32列で最後列が1列という並びの会場だったので、
私の席は前から7列目と、ちょうど見やすい位置でした。
お客さんも結構入っており、500人くらいはいたと思います。

でも衝撃だったのが、来ているお客さんのほとんどが
白髪交じりのおじさんやおばさんだったことでした。
中には腰の曲がったおばあさんもいました。
頭の禿げた、ずんぐりおじさんが、
一生懸命に手を振ったり、頭の上で拍手している光景を見ていると、
何か異次元世界に来たような気がしました。

でも考えてみると
太田裕美のデビューが昭和49年ですから、今から約40年前です。
調べてみると太田裕美は昭和30年生まれでしたので、
なんと58歳ではないですか!!
とてもそうは見えませんでした!
そうだとすると、昔のファンは今60歳前後になっているんでしょうから、
無理もないですよね、頭が白髪だったり禿げていたりしても。

そんな、おじさん、おばさんたちが、
太田裕美を見つめながら無邪気に手を振ったりして喜んでいる姿を見て、
ちょっと違和感があるなあ、と思いつつ眺めている最中に、
ハッと気づいてしまったのです!
自分も、そのおじさんのなかの一人であることに‥
ショック!ショック!!ショック!!!

テーマ : 日々の出来事
ジャンル : ブログ

美容院初体験奮闘記

2012年02月23日20:12

先日、生まれて初めて美容院に行ってきました!
いや~講演をするときよりもずっと緊張しました。
未だかつて一度も美容院などには行ったことのない私が、
どうして美容院に行くことになったのか…
そこには涙なくしては語れない??物語があったのです。

私は髪の毛を切るのは、昔から理髪店と決まっていました。
彦根に引っ越しをしてからも、家の近くにあったお気に入りの理髪店に
ずっと通っていました。

ところがある日、いつものようにそろそろ髪を切ろうと
そのお店を訪れると「しばらく休業します」という張り紙がしてあり、
その後、そのお店はなくなってしまいました。
あとから知ったのですが、その理容師さんは事故に遭い足を骨折し、
それで長い間、入院していたとのことでした。

行きつけの理髪店が突然なくなると、本当に困るものです。
そろそろ髪を切らないといけないと思っていたのですが、
どこに行ってよいかわからず、あれこれ迷ったあげく
とりあえず家の近くにあった理髪店に行ってみました。
ところがここは大はずれ!、変な髪型になり、
ひげを剃った跡からは、数カ所の出血!
それにもかかわらず知らんぷりをされるありさま。
そこには、もう二度と行くことはありませんでした。

そうこうしているうちに、以前髪を切ってもらっていた
理容師さんがやっているお店を偶然発見!
再びそこに通うことになりました。
ところが数年の後、再び突然の店じまい!
いつものように髪を切りに行くと、お店が普通の民家になっていました。
ショックでした。その後、その理容師さんがどうなったのかはわかりませんが、
多分、事故の後遺症で大変なのかもしれないなあと推察しています。

それから再び、どうしたらよいのかと路頭に迷っていたのですが、
たまたま四条を歩いていると、1,000円でカットしてくれるお店を発見、
勢いに任せて、思い切って入ってみました。
そこは60代くらいの女性がやっているお店でしたが、
安い割にはとても上手で、すっかり気に入ってしまいました。
彦根から四条までは少々遠いのですが、
何かのついでであれば大丈夫だと思い、しばらくここに通おうと決めました。

そろそろ髪も伸びてきて、再びそのお店に行こうと思い
四条通りを歩き探したのですが、ないのです!お店が!
二往復して探しましたが、結局ありませんでした。
多分ここだったのだろうというお店があったのですが、
そこはカット2,000円等々の看板が出ている美容院になっていました。

もしかしたら、同じ人がやっているのかもしれないと思い、
二階に上がり、中をのぞいてみたのですが、
髪の手入れをしてもらっている中年女性のお客さんが見えた瞬間、
こんなところ、恥ずかしくて入れないと思い、
逃げるようにそのお店をあとにしました。

結局その日も髪を切ることができず、仕方なく家路につきました。
でもその頃からか、これを機に、一度美容院にでも行ってイメチェンをするのも、
人生における未知の世界への新たなる挑戦であり、
よいかもしれないなと思うようになってきました。
(大げさと言うかもしれませんが、私にとっては大冒険なのです!)

しかし、そうは言ってもいきなり美容院に行くのは、やはり抵抗があります。
時々美容院を見かけると、さりげなく中をのぞいてみたり、
お店の前を、横目で見ながら二度三度行ったり来たりするのですが、
お店の中で若い女性がたくさんいる光景を見ると、
五十を過ぎた白髪混じりのおじさんには、
やはりひどく場違いな気がして、とても中に入る勇気が出ませんでした。

髪はどんどんと伸びて、ますますうっとうしくなってくるし、
だからと言って美容院に行くのはやはり抵抗があるし、
そんなこんなで、すっかり八方ふさがりの状態になってしまいました。
と、そんなときに、ふと、思いついたのです。
「そうだ、今度の2月11日に開催するコミュニケーションセミナーの時に
誰かに美容院を紹介してもらったらいいかもしれないなあ」と。

そしてセミナー当日になりましたが、
セミナー中は美容院のことなどすっかり忘れていました。
終了後、希望者9人で飲みに行くことになったのですが、
その中に坂本亜矢子さんという、私のセミナーの常連さんが入っていました。
彼女はいつも素敵な髪型(スタイルも服装もとても素敵な美人です)をしており、
それを毎回、目にしていた私は、彼女に頼んだら、
きっとよい店を紹介してもらえるだろうといったことを漠然と思っていました。

しかし美容院に行きたいなどとは、
やはり恥ずかしくて言うことができませんでした。
ところがそれから5日後に坂本さんから一通のメールが届いたのです。
「ご連絡遅くなりましたが、美容院のことおっしゃられていたと思うのですが…」
ゲゲッ!美容院の話しをしているではないですか!!
彼女に話しかけていたのは覚えていましたが、美容院のことまで話していたのは
すっかり忘れていました、と言うか、メールを見て思い出しました。

そうだ、あの日はお酒の勢いを借りて、
美容院を紹介してほしいなどということを口走っていたのです。
まあ、素面ではとても言えるようなことではなかったので、
このような形でも、言えたということは私にとってよかったと思います。

その日のことは、あたかもしっかりと覚えていたかのごとく
彼女には普通にメールでお返事をさせて頂きました。
そしてついに先日、彼女の行きつけの美容院に行くことになったのです。

一人でお店に入るなんて、とてもできないと思っていたので、
とりあえず彼女にお願いして、お店まで一緒に行ってもらうことにしました。
午後からの予約でしたので、ここは緊張感を取るためにと
昼ご飯を食べながら生ビールを2杯飲み、
気持ちを整えて、いざ出陣!!

四条駅で待ち合わせをし、そこから歩いて10分くらいのところでした。
とにかく、生まれて初めての経験であり、
どんな髪型がよいかなどと聞かれても困るので、
すべて店長さんにお任せしたいとの旨を彼女に伝え、
そのことをお店の人に言ってもらうことにしました。
美容院に行くと、髪型が鉄腕アトムやガクトみたいなるのではないかとか、
全部紫になってしまったらどうしようとか、色々妄想が渦巻いていましたが、
「ちゃんと言っておきますから大丈夫」と言われ、ちょっと安心しました。

彼女に誘導されながら、いよいよ美容院に入ることになりました。
前人(自?)未踏の美容院に、ついに足を踏み入れたという緊張感と
こんなところに来るのは、やはり場違いな気がするという気恥ずかしさと、
自分がどのような髪型になるのかという不安感や期待感とが入り交じった、
何とも言えない複雑な気持ちで、名前が呼ばれるのを待っていました。

そしていよいよ、私の順番が来ました!
もう逃げようがありませんので、意を決してカット台に上がりました。
店長さんは男性でしたが、坂本さんからの事前情報の通り
ちょっぴり遠慮がちで、言葉数もあまり多くない人でした。
私も普段は無口な方なので、こういう人の方が私には合います。

簡単な説明を受けたあと、最初にシャンプーをしますと言われました。
そうか、カットしてからシャンプーではなく、最初にシャンプーをするのかと
理髪店との違いにちょっと新鮮みを覚えました。

まず女性スタッフに連れられシャンプー台のあるところまで歩き、
その椅子に座るように言われたのですが、
その際なぜか「靴はこのままでいいんですか?」と、
バカなことを聞いてしまいました。
一瞬、料亭の座敷に通されたような錯覚におちいったのかもしれませんが、
今思い返すと、自分でもちょっぴり笑えます。

シャンプーを無事終わり、もとのカット台にもどり、いよいよカット開始です。
その前に髪の毛がつかないように、
首から下を覆うように覆いを掛けてくれるのですが、
なんとこれには腕を通すところがついているではないですか!
理髪店では単なる覆いでしたので、これもカルチャーショックでした。
カット時には眼鏡を外すので、自分の髪型がどうなるのかわかりませんでしたが、
途中で見るのが怖かったので、その方が安心でした。

一通り終わりかけた頃、怖いもの見たさでちょっとだけ薄目を開けてしまいました。
すると、よく見えないので定かではないのですが、
なんか、前髪が坊っちゃん刈りのように、そろっているように見えたのです。
任せたんだからこれでいいと自分に言い聞かせながら、
すぐさま目をつむり、そのままじっとしていました。

再びシャンプーをして最後の仕上げをしてもらいました。
預けてあった眼鏡を掛け、不安と緊張と期待でドキドキしながら
生まれて初めて美容院で切った自分の髪を鏡で見ました。
すると、これがとてもナチュラルな感じで、思いのほかよい仕上がりだったのです!
七三で分ける髪型以外の形が全く想像できなかったので、
こんなに変わった雰囲気になるものかと、自分でもびっくりしました。

興味津々で迎えに来てくれていた坂本さんも、
「似合っている!さすが店長さん!」と驚きの声を上げていたので、
ちょっとうれしくなって、帰りの地下鉄に乗る前にトイレに入って、
見事な変貌を遂げた髪型をしばらく鏡で眺めていました。

家に帰ると、嫁さんは「髪の毛切ったんだ」とそれだけだったので、
「似合ってる?」と聞くと「まあね」で会話は終了。
まあ、家族はこんなもんでしょう。

それにしても、今日は本当に緊張感のある一日でした。
でもお陰様で美容院初体験ができましたし、できばえもよかったので、
ちょっと世界が変わった感じです。

何事もそうですが、やってみないとわからないものです。
やったらやったで、そこには思いがけない発見があったりします。
チャレンジしてみることの大切さをあらためて実感しました。

坂本さんの助けをずいぶんと借りましたが、
何はともあれ、無事美容院に行くことができました。
これで少し自分が変わったような気がします。
このような体験が大切なんですよね。

坂本さん、この度は本当にお世話になりありがとうございました。

テーマ : ブログや日記
ジャンル : ブログ


プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

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