釧路、知床の旅(後半)

2017年07月31日18:55

羅臼(らうす)でのメインは
午前中がトレッキング、午後はクジラウォッチングです。
とても楽しみにしていたのですが、どちらも期待はずれで少々がっかりしました。

トレッキングはてっきり羅臼湖まで行くと思いきや、
そうではなく高山植物の説明などを聞きながら、
森の中を1時間ほど歩き、熊越の滝まで行くというものでした。  
植物や昆虫、鳥などに関心のある人ならば、
とても興味深く楽しめたのでしょうが、
私のように全くの門外漢にとっては、
説明を聞いてもあまりピンと来ませんでした。

知っている人が知らない人に興味をそそるように説明をするというのは
結構難しいものだということを改めて認識した次第でした。
私も気を付けないといけませんね。

ビジターセンターで一休み、その後のスケジュールは流動的とのことでしたが、
結局、車で行けるところまで知床半島を先端に向かって走りました。
途中、運がよければヒグマが見られるとのことでしたが、
その期待も空しく、結局1時間半ドライブをして
帰ってきたといった感じでした。
なんか肩すかしを食らった気がしました。

さらに衝撃的だったのが昼食です。
私は道の駅にある食堂でウニ丼を食べようと決めていたのですが、
ガイドさんがおすすめのお店があると言って教えてくれたので、
そこに行くことにしました。

当然そこでもウニ丼を注文しようとメニューを開くと
な、な、なんと、「今年はウニは終了しました」と書いてあるではないですか!
これにはかなりショックを受けました。
ウニ丼を食べることだけを楽しみにしていたのに、
結局、海鮮丼を食べることにしました。

あとでガイドさんにそのことを聞いてみると、
羅臼は6月末でウニ漁が終わるとのことでした。
でも、でもその日は6月28日でしたから
食べられるはずなのに‥
実際、後ほど道の駅の食堂を覗いてみると、
ちゃんとウニ丼があるではないですか!
もう、わけがわかりません!

それに追い打ちをかけたのが
午後のクジラウォッチングクルーズでした。
約2時間半、船に乗ってひたすらシャチやクジラを探していましたが、
結局、見られたのはイルカだけでした。
メインのクジラもシャチも見られずじまい、あ~疲れた。
これで1万8千円はちょっと高くないですか。

16時にツアーは終了、そのまま本日の宿泊地であるウトロに向かいました。
途中、知床峠を越えるのですが、その日はとても天候がよく、
眼前にそびえ立った羅臼岳の勇姿もはっきりと見ることができ、
また、根室海峡越しに浮かぶ国後半島も          
はっきりと見ることが出来ました。
それだけでも、ちょっと救われた気がしました。

17時前にはウトロ温泉のホテルに到着、
まずは温泉につかり、今日一日の疲れを癒しました。
18時15分からレストランに場所を移し、そこで夕食を食べました。

ちょっぴり高級なホテルに泊まったので、
出てきた食事は羅臼のものとは異なり、豪華なものでした。
もちろんビールや日本酒も飲みながら、
くつろぎの時間を過ごさせて頂きました。

このホテルには夕日の絶景ポイントがあり、
せっかく来たのだから是非見ておきたいと思ったのですが、
日没が7時07分となっており、食事の真っ最中。
どうしようかと迷っていたのですが、
レストランに行ってみると、なんと食事をしながら
夕日が見える席でした!

お店の人に言わせると、この2週間は曇っていて夕日が見えなかったそうで、
今日は久しぶりにきれいな夕日が見えそうなので
お客さんはラッキーですねと言われました。
ん~ちょっと満足!

あとは、本日最大の目玉であるスターウォッチングを残すのみ。
一番心配していた天候も、多少の雲はあるものの十分にOK!
よ~し、行くぞ~と思っていた矢先にツアー会社から電話が‥
「このあと雲が広がる可能性が高いので今日のツアーは中止です」だ・と・さ。
雲もあまりないし、動きも早いし、星も少し見えているし、
大丈夫だと思っていたのに!あ~ショック!

仕方なく、その後もビールや酒をガンガンのんで、
8時半頃にはもう寝てしまいました。
ところが、ふと目を覚ますと夜中の1時半。
窓から外を見ると、な、な、なんと、星空がよく見えるではないですか!

ホテルの窓からだと、多少灯りがありやや見えにくかったので、
すぐさまホテルの外に出て、できるだけ光がないところまで行き、
そこで夜空を見上げました。
いや~雲一つなく、満天の星空であり、天の川もはっきりと見えました。
ホテルのすぐ近くですので、ある程度の灯りは避けられませんが、
月明かりもなかったこともあり、一年ぶりに天の川が見られて感動でした。

今回は見られないとあきらめていただけに喜びもひとしおです。
部屋に戻りベッドに入ったら、
ちょうど窓から天の川がうっすら見えるではないですか。
寝ながら天の川を眺めるなんて、かなり贅沢だなあと一人喜んでいました。

そのまま眠りにつき、ふと目を覚ますとまだ2時半でした。
再び窓の外をみたら、もう天の川は見えませんでした。
なぜならば、空がすでにあかるくなりつつあったからです。
知床の夜明けは早いなあ~

次に目を覚ましたのが5時でしたので、そのまま起床。
ウトロの港、ゴジラ岩などを見ながら40分のウォーキングを楽しみました。
駅の道のトイレには去年と同様の張り紙がしてありました。
「ここはトイレです。寝ないで下さい。髪や体を洗わないで下さい。
洗濯をしないで下さい。魚を洗わないで下さい」
何度見ても笑えます。

朝はたっぷり時間があったのでバイキングの朝食を食べ
ホテルの売店でお土産をたくさん買い込みました。
二人の息子のお土産にパンツを2枚買いました。
1枚3600円もするパンツです、ぼったくられた気がしました。

朝ゆっくりしていたのですが、ついでだから知床五湖に行こうと
時間を調べてみると9時からガイド付きの小ループのコースがあったので
これに参加することにしました。

ホテルから車で飛ばしてギリギリセーフ。
1時間半の間、ガイドの方と一緒に、自然の中を歩きながら、
木々や草花、鳥、魚等々について、いろいろと教えてくれました。
鳴いているウグイスの声を聞きながら、
「ウグイスって一夫多妻制なんですって、いいですね」と言って今いました。
幸か不幸かヒグマを見ることはできませんでしたが、
晴れ渡った青空の下、知床五湖や知床連山を眺めていると
何とも言えない自然との一体感を感じますね。

10時半には再び車に乗り、一路、知床斜里まで走りました。
知床半島を、オホーツク海を見下ろしながら走るというのも
何とも清々しくて気持ちのいいものです。

そこでレンタカーを返し、今度はバスで女満別空港へ。
揺られること約1時間半、無事空港に到着しました。
すでに2時過ぎになっていましたが、飛行機は15時40分でしたので
時間には十分余裕がありました。
そこで少々遅めの昼食を取りました。

ジンギスカンとオニオンサラダ(地元の名産品だそうです)、唐揚げをつまみに
地ビールやサッポロビール、それにいつもの熱燗を飲んでいました。
昼だというのにすっかり酔ってしまいました。あ~いい気分。

帰りの飛行機はエンジンから煙が出ることなく空港を飛び立ち、
16時前に無事、名古屋の中部国際空港に到着しました。
あとは名鉄に乗り、新幹線を乗り継ぎながら19時前には無事自宅へ到着。

楽しみにしていた3泊4日の釧路~知床の旅もアッと言う間に終わってしまい、
明日らか仕事かと思うと急に現実に引き戻された気がしました。
ついさっきまで、あの大自然の中にいたのに、
名古屋に着いたあたりから急に人も車もせわしくなり、
それに伴い気持ちもど~んと沈んでいくのがよくわかりました。

また来年まで、現実の中で頑張ります。
今年の道東旅行の報告でした。



スポンサーサイト

釧路、知床の旅(前半)

2017年07月24日06:53

6月末の平日の3日間を利用して釧路~知床の旅に行ってきました。
年に1回、このときだけ携帯電話とパソコンをオフに出来るんです。

すべてを忘れ、仕事のことは何も考えず、自然を満喫しつつ、
お酒を飲みながらおいしい料理を食べて過ごします。
まさに至福のときなのです。
今回は、そんな至福のときのレポートです。

月曜日の午前中は通常通り仕事をこなし、
すべての申し送りをし、代診をお願いし、
12時ジャストに携帯の電源をオフしにいざ出発です。

今回は関空からではなく、東京まで新幹線で出て、
羽田空港から釧路に行くというルートを選択しました。
その方がゆっくり行けて、なおかつ早く着くんです。

何事もなく予定通りに羽田空港に到着、
時間に余裕があったので飛行機の中で読む本を買い、いざ搭乗です。
飛行機が動き始めると、いやが上にも期待感が高まります。
ですから、飛行機のエンジンからもくもくと出ていた煙など
こんなこともあるんだろうなと全く気になりませんでした。

ところがどうもそれは異常だったようで、
滑走路に入る手前で、機長からのアナウンスがあり、
エンジントラブルが発生したので、待機場に引き返しますとのことでした。
まあ、このまま飛んでいたら墜落していたかもしれないので、
よかったと言えばよかったのですけどね。

結局、飛行機を乗り換え、1時間半遅れの出発で、
釧路のホテルに到着したのはすでに21時前でした。
本当はフィッシャーマンズワーフの屋台で        
酒でも飲もうかと思っていたのですが、その時間もなく  
結局ホテルのレストランで食事を取ることにしました。

ラストオーダーの10分前に入ったこともあり、
店員さんはすでに閉店気分で片付けをしていたのですが、
まさかの客に愛想笑いを浮かべるしかなく、
なんとも気の毒でしたが、まあそこは遠慮なく、
閉店の22時まで夕食を楽しみました。

翌日は今回のメインの一つである釧路湿原めぐりをしました。
東京ドーム6000個分というとてつもない大きさの釧路湿原であり、
観光スポットとしては西ルートと東ルートがあります。
今回は両方とも行こうという贅沢な計画を立てたので、
朝8時にタクシーで西ルートの拠点である
釧路市湿原展望台散策路に行きました。   
ここから木道を歩くこと約1時間、その途中にサテライト展望台があり、
ここから見える釧路湿原は何とも壮大でした。

ただ私としては、涼しい風に当たりながら、
森の中をひたすら木道を歩いているときの方が清々しく、
大自然の中にいるなという実感を持つことができてよかった気がします。
途中、ちょっと横道にそれると
「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれている
「釧路湿原自然探勝のみち」というのがあったのでちょっと行ってみましたが
たんに何キロも続く直線のみちで、今ひとつでした。

西ルートを満喫したあとはタクシーで再び釧路駅に戻り、
今度は東ルートの目玉であるノロッコ号という観光列車に乗り
釧路湿原駅まで行きました。
このノロッコ号というのは、旅行ガイドには必ず載っていますが、
これはちょっと期待はずれでした。

あたかも列車に乗りながら
雄大な釧路湿原を眺められるというイメージなのですが、
実際には木々の間を走るだけで釧路湿原など全く見えませんでした。
これは明らかに詐欺ですよね。

列車の中ではおじさんが釧路湿原や釧路の町の解説をしてくれるのですが、
肝心の釧路湿原が見えないのでは何のための列車なのかかわりません。
見どころの釧路川や水門のところではノロノロ走ることから、
「ノロッコ」号と命名されたそうですが、そんなことはどうでもよく
釧路湿原を見せてくれ!といった気分になります。

もっともそれを知っている?観光客は釧路湿原駅で下車し、
そこから展望台まで登り、そこで壮大な釧路湿原を眺め、
自然の雄大さを楽しみます。
確かに、ここからの眺めは最高で、
西ルートにあったサテライト展望台から見る眺めよりも壮大でした。

さて、釧路湿原の雄大な景色を楽しんだあとは
再びノロッコ号に乗り、釧路駅まで戻りました。
列車の中のおじさんの解説も行きも帰りも全く同じで、
このへんももう少し工夫が欲しいところですね。

ホテルに預けてあった荷物を取りに行き、
釧路湿原駅から終点の塘路(とうろ)駅までの間では
もしかしたら釧路湿原が見えるかもしれないという淡い期待を胸に
再びノロッコ号に乗り、終点の塘路駅まで行きました。
しかし期待は見事に裏切られ、
やはり釧路湿原は全く見えませんでした。

ノロッコ号に乗って終点の塘路駅まで行く、
多くの観光客(その多くは団体客)は残念ながら、
釧路湿原も全く見ることなく帰ることになります。
お気の毒様です(合掌)。

一応ノロッコ号も制覇し、
次は知床半島に向かうための中継点である知床斜里駅まで列車で向かいます。
次の列車が来るまでの約30分は塘路駅でプラプラしているしかありませんが、
ここは無人駅であり(ちなみに釧路湿原駅も無人駅です)、
小さなお店がある以外は何もありません。

まあ、旅行中は時間の流れもゆっくりなので、
ボーッとしているのもいいかなと思い、
周囲の景色を眺めながらそこはかとなく時間を過ごしていました。

列車が到着し乗ろうとしたのですが、車内に一歩足を踏み入れてびっくり!
乗車客がいっぱいで座れないではないですか!
一両だけのローカル線であり、
どうせガラガラだろうと高をくくっていたのですが、
なんと満員であり、立っている人でごった返しているのです!

それでもなんとか2時間乗り続け、
ようやく知床斜里駅に到着、予約していたハイヤーに乗って
レンタカーを借りるお店まで行ってもらいました。
そこでレンタカーを借り、
いよいよ本日の目的地である羅臼(らうす)までゴー!

ホテルに着いたのは18時頃だったのですが、早く食事をしたかったので
18時半から夕食をもらうことにしました。
羅臼のホテルはそれ程大きくはなく、
食事もどちらかというと一般的な家庭料理に近いものでした。

お酒は瓶ビールを2本、熱燗を1合、さらに焼酎を飲みました。
ただ、焼酎は頂けませんでした。
大きく宣伝されていたので一度飲んでみようと注文したのですが、
なんか薬っぽくて、結局の残してしまいました。
20時頃には部屋に戻り、そのまま熟睡でした。
(次回に続く)


傾聴の功罪

2017年06月22日18:22

以前、緩和ケア病棟で傾聴ボランティアをしたいと、
心理学部を卒業した心理士の方が訪ねて来たことがありました。

そう言われても、その方が
どのような実力を持っているのか全くの未知数だったので、
まずは一度、実際の患者さんとかかわってもらい、
それを見てボランティアとして採用するか否かが決めようと思い、
患者さんの許可をもらい、
二人の方の話しを聴いてもらうことにしました。

一人目は、患者さん自身ではなく
毎日付きそいをしている妻でした。
私は実際の場面には入らず、あとから話しを聞いたのですが、
その方はとてもよかったとすごく喜んでいました。

この方の場合、夫の強い希望もあり、夫が末期がんになっていることを
兄弟や子供たちにははっきりと伝えていなかったのですが、
妻からすると、そのことが気がかりで仕方なかったというのです。

でも状態がかなり悪くなってきていたので、
もう伝えなくてはと思い、数日前に兄弟や子供に話しをしたそうですが、
そのときの、言うに言えない辛さや、
言って本当によかったのだろうかという思いなど、
すべてを洗いざらいしゃべったというのです。
彼女はなんら自分の意見をはさむことなく
最後までただひたすら聴き続けてくれたようで、
それでホッとして、ようやく肩の荷が下りたとのことでした。

この心理士の方が徹底して傾聴してくれたお陰で
妻はすごく楽になったようでした。

次にもう一人の患者さんのところにも行ってもらいました。
その患者さんは、歩行器を使えば自分で歩けるくらいの
まだ元気で、明るくおしゃべり好きな人でした。

この患者さんにも終了後に感想を聞かせてもらったのですが、
心理士の方が何もしゃべってくれなかったので
本当に困ったと言っており、こちらはかなりの不評でした。

この患者さんが言うには、部屋に来て簡単な自己紹介をしたあと
しばらくずっと沈黙が続き、気まずくなってきたので、
患者さんの方から心理士の方にいろいろなことをたずねたというのです。
結局、自分のことはほとんど語らず、
気まずい時間の中で、ひたすら彼女に質問をすることで
時間を稼いでいたというのです。

この患者さんからすると、
もっと自由にいろいろとおしゃべりがしたかったのに、
彼女は何もしゃべってくれず、ただひたすら黙っているだけだったので、
とてもやりにくく、あまりいい時間ではなかったようでした。

この心理士の場合、二人の感想が両極端だったのでとても印象に残りました。
彼女は、話しを聴いてほしいと思っている人にとっては、
まさにうってつけの存在となりうるのですが、
取り立てて問題や話題のない人にとっては、
積極的に質問をして患者さんから話しを引きだしてくれない限り、
単なる苦痛な存在にしかならないのです。

傾聴と言うと、よく話しを聴き受容し共感することが大切だと言われますが、
今回のエピソードを通して、傾聴にも質問力が大切だと思いました。

もちろん、患者さんが自発的にどんどん話しをしてくれる場合はいいのですが、
無口な患者さんや特に話しがないような場合には、
こちらから質問を投げかけ、本人がしゃべりたいと思うことを
うまく引きだす必要があるのです。

患者さんが話しをし始めて初めて傾聴が成り立つわけであり、
いきなり傾聴から入ってしまうと、相手に対して
このような不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。

傾聴の大切さは今さら言うまでもありませんが、
相手によっては、うまく話しを引きだす質問力がないと
せっかくの傾聴もかえってあだとなることを
この心理士の関わりを通してあらためて思い知らされた気がしました。


薬なしで血圧を下げる方法

2017年05月22日19:20

この3年間、検診で血圧が150mmHgを越えており、
いつも要再検の通知をもらっていましたが、
薬物療法よりも先ずは運動療法や食事療法をすると言って、
降圧剤は飲みませんでした。

しかし実際には運動をするわけでもなく、
食事を変えるわけでもなく
今までと同じように過ごしていました。

ところが最近、新たに高尿酸血症も見つかってしまったこともあり、
さすがにこのままではまずいと思うようになりました。
そこで、いろいろネットで調べたり本を読んだりして、
どうしたら血圧を下げられるかを研究しました。

それらを総合的に検討した結果、
やはり運動しかないという結論に達しました。
しかしそうは言っても、運動習慣のない私が
いきなりランニングなどをしてもすぐに挫折するのは
火を見るよりも明らかなことだったので、
どうしたら継続的に運動ができるかを
これまたいろいろと調べ検討しました。

その結果、辿り着いた結論は
①これならできそうだと思える運動から始めること
②すでに毎日している習慣とセットにして実行すること
の二つでした。
具体的には毎日スクワット30回、
早足のウォーキング15分というメニューです。

特に時間のかかるウォーキングは
頭ではよいとわかっていても、どうしてもやる気が起こらず、
今日に至っていました。

ところが今回思いついたウォーキングのやり方はグッドでした!
私は朝起きるのは早く、毎日5時には職場に行きます。
車で5分の距離なのですが、どうしても車を使ってしまいます。
以前、歩いて職場に行くようにしたこともありましたが、
面倒くさくなり、結局車通勤に戻ってしまったという過去があります。

今回はそのような、「できそうもないこと」はせず、
これならできるかもしれないという方法を考えました。
幸か不幸か駐車場は職場から結構離れており、
歩いて4分程度かかる距離にあります。
当然、この間は歩くわけですが、
その間を早歩きで歩くことにしたのです。
さらに、駐車場から直接職場に行くのではなく
ちょっと遠回りして職場に行くことにしました。

車を置いてすぐさま早歩きで歩き始めるのですが、
一度歩き始めると、もう少し歩いてもいいかという気になるのです。
すると15分程度の早歩きは全く苦にならずにできるようになりました。
仕事の帰りは普通に駐車場まで歩き、そのまま車ですぐに家まで帰れるので、
帰りもまた歩かなくてはいけないんだといった
嫌だなあという思いを持たないですむのも気に入っています。

最近は遠回りするルートを変えて変化をつけることで、
朝のウォーキングが楽しくさえ感じられるようになりましたし、
時間も20分に伸びました。

そして職場に着くと、自分のデスクのところで
すぐさまスクワットを30回します。
これは1分程度で済み、さほど苦もなくできるため
これも継続できています。
回数も少しずつ増やし、今では40回になっています。

そんな生活を3週間続けているのですが、
先日、久しぶりにこわごわと血圧を測ってみたところ
何と血圧が126/99になっているではないですか!
下はまだ高いものの、上がこれだけ下がれば十分です!

その後何度は測っていますが、その度に高く出たり低く出たりで
まだ安定はしていないのですが、
それでもこの3年間で血圧が140mmHgを下回ることなどなかったので、
私からすれば天にも昇るような思いでした。

これで運動をさらに続けていこうという思いは強くなりましたし、
今後はさらに時間や回数を増やしていこうと思っています。
今年の検診は楽しみです!


点滴で栄養が入れられるという誤解

2017年04月21日16:19

医療現場で点滴をするというのはごく一般的なことですが、
なぜ点滴をするのかということになると
あまり理解していない人が多いようです。

よくある誤解は、風邪を引いたりして食事が入らないと、
栄養を補うために点滴をしてもらうというものです。
多分一般の人は、点滴にはそれなりの栄養が
入っているのだと思っているのでしょう。

実際は、点滴は水分の補給が目的であり、
栄養はほとんど入っていません。
例えば一般的に使われているソルデム3A(500ml)という点滴がありますが、
この中に入っている栄養はブドウ糖21.5gだけです。
これは86kcalのエネルギーに相当しますが、
白米のご飯で言うと50g程度であり、
通常のお茶碗1/3膳くらいのものです。

それだって栄養は栄養だと言うのであれば、それは否定しませんが、
入院して1日4本点滴しても344kcalですので、
人が生きていく上で最低限必要な1日のエネルギー量が
1,200~1,500kcalであることを考えると
全くもって足りないと言わざるを得ません。

それならば十分なカロリーが入っている点滴を
してもらったらいいのではと思うのかもしれませんが、
実際にはそれはできません。
なぜならば腕の血管からカロリーの高い点滴をすると
すぐに血管炎を起こして血管がつぶれてしまうため
点滴ができなくなってしまうからです。

1,000kcal以上の本格的な栄養を入れようとするならば、
鎖骨下にある太い血管や頸静脈から点滴をする必要があります。

末期がんの患者さんの場合も同じことが言えます。
食事が食べられなくなると、
本人もそうですが、特に家族が心配し、
全然食べられないので、
点滴をしてもらえませんかと言って来ることがしばしばあります。

末期がんの患者さんの場合は、
むくんでいたり腹水や胸水が溜まっていたりすることがよくあるのですが、
そのようなときに点滴をしてもさらに水が溜まっていくだけで、
意味がないばかりか、かえって患者さんを苦しめることにもなりかねません。

ところがたいていの人は、
食べられないのであれば点滴をして、
栄養を入れてあげれば元気になるのではと思っているので、
点滴をしてほしいと言うのでしょうが、
それは、点滴=栄養という誤解に基づくものなのです。

もっとも、ごく普通の患者さんの場合は、
点滴をしたら実際楽になったという人はたくさんいます。
救急外来に来た脱水の患者さんであれば、
点滴の実際の効果と言えるかもしれませんが、
もしそれが風邪の人だったならば、
楽になったというのはたいていの場合、単なるプラシーボ反応です。
つまり、点滴をしたら楽になるという「思い込み」の力による効果です。

でも、この「思い込み」の力はバカになりません。
これで痛みも取れるし、吐き気も治まるからです。
救急外来をしていると、よく急性胃腸炎の患者さんが来ます。
そのような患者さんは点滴をしてほしいと言うことが多いので、
その希望に応えて点滴をしてあげます。
すると、さっきまで下痢と腹痛、嘔吐で苦しんでいた患者さんが、
点滴をしている間はベッドでゆっくり眠り、
目が覚めた頃には、だいぶ症状が和らいでいるということがよくあります。

点滴には何の薬も入れず、いわゆる「水」だけですが、
これで症状が改善するのです。
これが「思い込み」の力なのです。
私は治療に、しばしばこの力を利用させてもらっています。

点滴に栄養が入っていなくても、
そういう意味では十分に役立つのです。
点滴様様です。



プロフィール

黒丸尊治

Author:黒丸尊治
もともと心療内科医でしたが、縁あって今は緩和ケア医として仕事をしています。もともと、コミュニケーションや「心の治癒力」に大変興味をもっており、今はホリスティック医学にもかかわっています。どちらかというと、のんびり屋でマイペースです。あまり人と同じことをしたくないという、天の邪鬼なところあり。
ホリスティックコミュニケーション実践セミナーHPはこちら。
http://holicommu.web.fc2.com

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード